2008年09月12日

仕事内容を見える化する(2)

製造業にしても、サービス業にしても、主に付加価値を生産する部門が「ヒト」である場合は、リソース管理が大変重要になってきます。原油も鉱物資源もない日本では、最大の資源は「ヒト」ですから、大半の企業において、リソース管理は重要なのでしょう。僕たちの会社も最大の課題です。

手待ちが発生しすぎてもいけませんし、一部に負荷が集中して不満の温床になっても駄目。ましてやボトルネックが発生し、全体の生産効率が大幅に低下しては最悪です。仕掛(在庫)の増大もキャッシュフローや管理コスト上、問題となってきます。

僕たちも、TOC(Theory of Constraints;制約理論または制約条件の理論)を勉強したりして試行錯誤を続けてきましたが、現在では、まずは「見える化」を進めた上で、ミーティングを増やす方向です。

案件単位で、どういうプロジェクトチームが組まれているかは、15cmx25cmほどの四角い紙に、プロジェクト名と、担当名を書いて、チームがわかるようにしています。これをホワイトボードに貼り付けて、進行中のプロジェクトの情報源にしています。現在は・・・・、40プロジェクトほど進んでるんですね!お客様方、ありがとうございます。

仕事内容を見える化する(2)

クリエイティブ系のメンバー、14名については、二週間分のホワイトボードに予定を書き込んでもらっています。案件名と、予想所要時間を書いてもらいます。

仕事内容を見える化する(2)

段取りを十分にして計画的に作業に取り込んでもらうという意味もありますが、セールス部門や、リソース管理担当が、常にホワイトボードを見つつ、社外のリソース調達のタイミングや、新規案件へ向けた提案の準備など流動的な中での柔軟な対応をしています。

毎朝、9時半から、リソース管理担当の役員、マネージャ交えて、ボード前ミーティングを実施していまして、そこで、アラートに対して対策を決定したり、全体の傾向の中でのアドバイスをしたりといった時間になっています。仕事の手を止めているように感じるかもしれませんが、全体最適化の中では、これは大変大事な時間になっています。


こちらもどうぞ!
Gofield.com編集長の弁

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この記事へのコメント
大勢いるとこんな感じのものが必要となりますよね。

みんなが活気良く発言している姿や気合がピシッピシッと音を立てて伝わってきそうです。
Posted by 讃岐で働く社長 at 2008年09月12日 22:18
すごいです。
これなら誰がどの案件を受持ってて、現在はどこまで進んでいるか?なども、誰から見ても一目瞭然ですね。
それに役立ちそうな情報を皆で共有できるでしょうし・・・すばらしい!!

あ、そうそう。トイレ掃除の話なんですけど。
以前、㈱インタークロス/九州ベンチャー大学の栢野克己さんがご来店下さった時にお聞きしたんですが、この方は毎朝4:00に出社し、トイレ掃除から始めるそうです。しかも素手で「いつもありがとう」と言いながらお掃除するらしいです(笑)

この方も大変面白い方です。
森田さんは、やんちゃさんだったとのことなので(間違ってたらごめんなさい)もしかしたら興味のある人物かもかも?です。


では失礼します。
Posted by 寿し屋のゆっこ at 2008年09月16日 15:09
栢野さんは、5年前ぐらいからけっこう注目していました。僕がランチェスター経営の勉強を始めた頃ですね。メルマガやブログは欠かさず読んでますよ~。大学の先輩でもありますし・・・。

ただ、お会いしたことは一度もないです。まだまだ僕には修行が足りないなと感じます!
Posted by kmorita at 2008年09月16日 18:16
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